大阪・関西万博のパビリオン建設工事で下請け会社に代金を支払っていない業者の代表が28日朝、会社の資金を横領されたとして経理担当を刑事告訴しました。
28日朝、告訴状を提出したのは、大阪市鶴見区の一六八(いろは)建設の代表です。
一六八建設は万博のアンゴラパビリオンの建設工事で、下請けの5つの会社に対し、あわせておよそ1億円が未払いとなっています。
代表は”経理担当が横領し資金繰りが悪化したため”と釈明していました。
そして28日代表は、「去年11月からことし5月にかけて会社の口座からおよそ1億2000万円を横領した疑い」で経理担当の男性を刑事告訴しました。
男性は取材に対し、横領について「事実ではない。自転車操業の一六八建設に貸していたお金を回収した」と否定しています。