雨不足で新潟のブランド米「魚沼産コシヒカリ」ピンチ!稲は弱く細く枯れた色に…農家悲鳴(2025/07/22)

Thumbnail

新潟県のブランド米「魚沼産コシヒカリ」が深刻な危機に直面しています。長引く猛暑と雨不足により、稲は弱々しく細く、枯れた色合いを見せています。農林水産省の最新の発表によると、米価格は全国で8週連続の値下がりを記録し、3589円にまで落ち込みました。これは今年1月以来の低水準です。

新潟県南沼市の田んぼでは、土がひび割れ、稲の根元には水分が全くない状態が続いています。農家の安倍さんは、「ここ10日間、雨が降っていない。土が硬くなり、稲も細く、黄色くなっている」と語ります。肥料を追加しても、水がなければ効果は薄く、稲の育成は厳しい状況です。8月上旬には稲が育たず、収穫量が前年比で10%減少する恐れがあるとのことです。

北陸や東北では、梅雨の降水量が例年の半分以下にとどまっており、水不足が深刻化しています。新潟県上越市ではダムの貯水量が減少し、活水対策本部が設置され、地域住民に対して40%以上の節水を呼びかけています。南上大沼市では、緊急の水供給支援が行われていますが、農家たちは毎日空を見上げ、雨を切に願っています。この状況が続けば、魚沼産コシヒカリの名声も危うくなるでしょう。農家の悲鳴が響く中、今後の天候に注目が集まります。

Related Posts