ウナギが規制対象追加の動きで価格高騰も!世界最大産地の中国では消費拡大…輸入減少の懸念に日本の食卓への影響は?

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ウナギの未来が危機に瀕しています。EUが提案したワシントン条約への全ウナギ種の追加規制が、11月の国際会議で承認される可能性が高まり、これによりウナギの流通量が激減し、価格が高騰する恐れが浮上しています。日本は世界最大のウナギ消費国であり、この決定が食卓に直接的な影響を及ぼすことが懸念されています。

中国はウナギの輸出大国であり、国内供給の約7割を占める日本に対して、毎年約4000トンを輸出しています。しかし、中国国内ではウナギの人気が急上昇しており、飲食店での需要が増加中です。新型コロナの影響で国内消費が拡大し、今後は中国市場向けの供給が優先される可能性があります。

日本の水産庁はEUに対し、提案の見送りを働きかけているものの、状況は厳しさを増しています。もし規制が導入されれば、2027年からはウナギの輸出に許可書が必要となり、取引が一層困難になる見込みです。日本のウナギ業界は、今後の動向に神経を尖らせています。

明日、土曜の牛の日を迎える日本では、ウナギを楽しむ声が高まる中、将来の価格高騰の懸念が影を落としています。ウナギの未来は、11月の国際会議での決定に委ねられています。食卓に欠かせないこの食材の行く末を、私たちは注視しなければなりません。

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