フジテレビ10時間超え会見「時間を区切らずすごく良かった」も「スポンサーの印象良いというわけではない」識者分析

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フジテレビが行った10時間を超える記者会見が話題となっています。専門家の分析によれば、この長時間の会見は「時間を区切らずに行われたことが非常に良かった」と評価される一方で、「スポンサーに良い印象を与えるわけではない」との意見も出ています。

会見には5人の専門家が参加し、それぞれ異なる観点から意見を述べました。まず、東北大学の増沢竜太特任教授は、経営者の交代に関する評価や、第三者委員会の設置を進歩として挙げ、週刊誌報道との事実認定の相違可能性を指摘しました。次に、グローカルCM研究所の野明氏は、会見中の冷出し相談役の不在に疑問を呈し、今後は迅速な説明責任が求められると述べました。

また、法律事務所の葛西国高弁護士は、役員人事や社員の関与についての確認が必要であると強調しました。これらの意見から、会見の進行における冷出し相談役の不在が共通の懸念として浮き彫りになっています。

一方、松田氏は、会見の長さが新たな潮流を生む可能性を示唆し、フジテレビに対する同情の声が高まったことを指摘しました。しかし、記者からの質問の質が低かったことや、納得のいく回答が得られなかったことが、逆に企業への批判を強める結果となったとも語りました。

山口氏は、経営幹部の経験不足や、会見の運営方法についても疑問を呈し、視聴者にとってもストレスとなる長時間の会見は改善が必要であると述べました。専門家たちは、今後の調査と企業体質の改善が並行して進められるべきであると強調しており、フジテレビの今後の対応に注目が集まっています。

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