静岡県伊東市の海岸に、異常な量の「ジュズモ」が漂着し、地元住民や観光客が困惑しています。この緑のじゅうたんのような藻は、ビーチの開放を間近に控えた今、異臭を放ち、白く変色しています。被害額は100万円に達する見込みです。
現場は伊豆半島の東側、相模湾に面したオレンジビーチ。先週金曜日から、青い物体が次々と打ち上げられ、地元の親子が最初に発見しました。海水浴シーズンが始まる直前に、これほどの量の藻が集まるのは初めてのことで、住民たちは驚きを隠せません。
専門家によると、最近の台風の影響で藻が一箇所に集まった可能性があるとのこと。海中にも大量の藻が浮かんでおり、今後の影響が懸念されています。伊東市は明日の海開きに向け、ビーチの清掃を急遽行う予定ですが、果たして間に合うのでしょうか。
この事態は、観光業にも深刻な影響を及ぼす恐れがあり、地元経済に打撃を与える可能性があります。住民たちは「こんなことは初めて」と口を揃え、異常事態に不安を募らせています。海開きが目前に迫る中、伊東市は迅速な対応を求められています。