日本各地で急増中の「トコジラミ」による被害が深刻化しています。腕や足に100カ所以上の赤い斑点が現れ、眠れぬ夜を過ごす人々が続出。特に温泉地での被害が報告されており、被害者は「全身がかゆくてどうしようもなかった」と訴えています。
この厄介な虫は、夜行性で人間の血を好んで吸うため、刺されると強いかゆみが残ります。被害にあった女性は、先月友人と旅行した温泉宿で刺されたと考えています。「最初の1週間は全身がかゆくて、シャワーを浴びて背中をこすりながらなんとか耐えた」と語る彼女。しかし、かゆみは2週間以上続いており、精神的にも苦痛を伴っています。
専門家によると、トコジラミの被害は年々増加しており、昨年は過去最多を記録。特に夏の暑い時期は活動が活発になり、6月から8月にかけてピークを迎えます。温泉旅館側は月に1度の駆除作業を行っているものの、完全な防止策には至っていない模様です。
「今後も注意が必要」と専門家は警鐘を鳴らしています。もし見つけた場合は、即座に殺虫剤で駆除することが最善の手立てです。トコジラミの脅威は、今まさに私たちの生活に忍び寄っています。あなたも被害に遭わないよう、十分な対策を講じてください。