【なぜ】早すぎる猛暑で“夏の音”に異変…セミまだ鳴かない?セミの“大合唱”もうすぐか

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【なぜ】早すぎる猛暑で“夏の音”に異変…セミまだ鳴かない?セミの“大合唱”もうすぐか

東京で猛暑日が続出し、全国129地点で記録的な高温が観測されています。夏の訪れを告げるセミの鳴き声が、例年とは異なり、まだ聞こえてこないという異変が発生しています。広島市では、梅雨明けを迎えたにもかかわらず、「セミが鳴かない」との声が上がっています。気温が平年よりも2~3週間早く上昇した西日本では、セミの大合唱が聞こえないことに疑問の声が広がっています。

専門家によると、急激な暑さがセミの活動に影響を及ぼしている可能性があります。特に、今年の梅雨が短かったため、樹液が不足し、セミが羽化するためのエネルギーを蓄えられなかったのではないかと指摘されています。さらに、気温が33度を超えると、セミは鳴かなくなる傾向があり、これが「セミがいない」という印象を強めています。

しかし、セミは例年通りの時期に出てくるとされ、実際にはまだ鳴き始めていないだけという見方もあります。東京では、梅雨明け前にセミの鳴き声が聞こえ始め、夏の風物詩が間もなく訪れることを予感させています。

今後の高温がセミの活動にどう影響するのか、注視が必要です。セミの幼虫はまだ地中で待機しており、夏の本番を迎える準備を整えていると考えられています。セミの大合唱がもうすぐ聞こえてくるのか、期待と不安が交錯する中、夏の到来が待たれます。