静岡県伊東市の田久保市長が、学歴詐称疑惑を受けて自職を表明し、再選挙に挑む意向を示しました。市長は、大学の卒業証書を「本物だ」と主張しながらも、その学歴が事実と異なることを認めました。市役所での記者会見では、職員や市民に対する謝罪を繰り返し、混乱を招いたことへの責任を重く受け止めていると語りました。
市長は、必要な手続きが完了次第、速やかに辞任し、再選挙に立候補する意向を示しました。市民からは、再選挙に対する疑問や不満の声が上がっており、前回の選挙には3000万円以上の費用がかかったことから、税金の無駄遣いを懸念する意見も多く寄せられています。
伊東市の住民は、田久保市長の辞任を受け入れる意向を示す一方で、再選挙への不安も抱えています。「また選挙となるとお金もかかるし、一般の人は本当に投票するのか」といった声も聞かれました。市長は、卒業証書の存在を証明するために、検察に調査を委ねる意向を示し、事態の収束を図っています。
この学歴詐称問題は、伊東市の政治に深刻な影響を及ぼしており、市民の信頼回復には時間がかかると見られています。市長の今後の動向が注目される中、伊東市は新たな局面を迎えています。