【ゆっくり解説】9割が知らないエルサルバドル刑務所の真相

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【速報】エルサルバドルの巨大刑務所、セコが稼働開始!収容者4万人を迎えるこの施設は、世界最大規模の収容能力を誇る要塞だ。外壁は高さ9m、3mの電気柵が設置され、脱獄不可能な環境が整えられている。ここには、マフィアの元メンバーや凶悪犯罪者が収容され、再び外の世界に出ることはないとされている。

この特異な刑務所の建設は、エルサルバドルの治安悪化に対する政府の徹底した取り締まりの一環として進められた。2023年に正式に稼働を開始したセコは、ギャングによる暴力や誘拐が横行する中、国民の安全を守るために設計された。特に、MS13やバリオ18といった危険なギャング組織のメンバーが収容され、彼らの影響力を完全に排除することが目的だ。

セコの運営は厳重で、外部との接触は一切禁止。受刑者たちは過酷な環境で生活し、社会復帰の機会は与えられない。政府の強硬策に対しては人権団体からの批判も強いが、国民の91%がこの政策を支持しているという現実がある。

エルサルバドルの治安は、2015年の10.3件から2023年には2.4件に激減。しかし、ギャング組織は地下に潜伏している可能性が高く、再び犯罪が蔓延する懸念が残る。国際社会からの孤立を避けるため、ブケ大統領はこのモデルを他国に輸出する計画を進めているが、人権問題は依然として解決されていない。

この状況は、エルサルバドルだけでなく、世界中の治安政策に影響を及ぼす重要な課題である。今後の動向から目が離せない。

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