伊東市の市長が学歴詐称の疑惑に揺れている。静岡県伊東市の卓保牧市長は2日の記者会見で、涙ながらに自らの卒業に関する誤解を認め、助籍の事実が確認されたと発表した。この発言が波紋を呼び、会見後の数時間で市役所には200件、翌日には350件もの苦情電話が殺到。4日午後には回線がパンクする事態にまで発展した。
市役所職員はこの異常事態に困惑しており、会見の準備が整わないまま行われたことに対しても不満の声が上がっている。市長の発表は職員に事前に知らされておらず、職員たちはテレビで事実を知るという衝撃的な状況だった。職員たちの業務にも影響が出ており、電話やメールが市長の辞職まで続く可能性がある。
市民からの信頼を失った市長は、早急に責任を取るべきだとの声が高まっている。議会も正常に機能しているが、今後の展開に注目が集まっている。市長は自身の学歴を確認することなく公職に就くという前代未聞の事態に、伊東市民は失望を隠せない。
この学歴詐称問題は、単なる個人の問題にとどまらず、伊東市全体の信頼を揺るがしかねない重大な事態だ。市長は一刻も早く自らの立場を明確にし、市民と職員に対して誠意を持って謝罪する必要がある。市民の声が市政に届くことを願うばかりだ。