鹿児島県の悪石島で震度6弱の地震が発生し、希望する住民たちの島外避難が始まりました。昨日の地震を受け、13人の住民が今朝、フェリーで鹿児島市へ向けて出発しました。この避難は、先月21日から続く地震活動の中で実施されており、住民たちは不安を抱えながら船の到着を待っていました。
午前7時過ぎ、住民たちはヘルメットを着用し、白石島に到着したフェリーを見守りました。豊島村によると、島内にいる76人全員の無事が確認されましたが、避難を希望した13人が船に乗り込みました。彼らは不安定な状況の中で、震災の影響で眠れぬ夜を過ごしており、心の安らぎを求めて避難を決意しました。
避難した住民のうち、5人は鹿児島市内の宿泊施設へ、8人は家族の家に避難する予定です。フェリーは午後6時半頃、鹿児島市の港に到着する見込みです。悪石島を震源とする一連の地震は、これまでに震度1以上の揺れが1100回を超えており、気象庁は今後も最大震度6弱程度の揺れに注意を呼びかけています。
この緊急事態に対する対応が急がれる中、住民たちの安全が最優先されるべきです。今後の地震活動に注視し、さらなる避難措置が必要となる可能性があります。