フジテレビは1月27日午後4時から行われた記者会見において、同局の中居正広さんに関する“女性トラブル”についての詳細を発表しました。会見では、出席した社長や役員が辞任し、新たに清水健二氏が暫定社長に就任することが示されました。会場には400席以上の報道陣が集まり、質疑応答の時間には厳しい質問が飛び交う中、緊迫した雰囲気が漂っていました。
会見の中で、特に注目されたのは中居さんと女性とのトラブルに対するフジテレビ社員の関与の有無についてです。フジテレビは、当該社員がトラブルに関与していないことを確認したと発表しました。報道によると、会合が中居さんの自宅で行われた事実はあるものの、社員はその場にいなかったとのことです。これに関しては、当該社員および中居さん側からの聞き取り調査や、メール・LINEの確認を通じて裏付けが取れたとしています。
また、会見では今後の対応についても話し合われ、第三者調査委員会の設置が決定されました。この調査結果を踏まえて、フジテレビの体制や業務運営について根本的な見直しが行われる可能性があるとされています。参加者の中には、フジテレビの労働組合からの要望に基づき、辞任が発表された役員についての疑問が相次ぎ、議論が活発に行われました。
会見後、弁護士の南和行氏は「このような大きな事態を招いた以上、必ず検証番組を作成し、真相を明らかにしなければならない」と強調しました。フジテレビの今後の対応や組織改革に注目が集まる中、視聴者や関係者からの信頼回復に向けた具体的なアクションが期待されています。