【悲報】置き配ルール化、運転手の待遇悪化にも繋がりかねる事態に…
国土交通省が「置き配」の基本ルール化を検討中で、物流業界に衝撃が走っています。26日から始まる検討会では、手渡し配送への追加料金徴収についても議論される見通しです。置き配の普及は効率化を目指す一方で、配送業者への委託量引き下げが懸念されています。
ファンタジスタプロダクションの小もり社長は、置き配によってコストが下がるため、ドライバーへの報酬が減少する可能性が高いと警告しています。現在、配送業者が1個の荷物を配達する際に受け取る委託量は140円ですが、置き配が標準化されれば、さらなる引き下げが予想されます。
「置き配だからと言って、ドライバーの負担が減るわけではない」と小も社長は強調します。実際、置き配は再配達の負担を軽減する一方で、運転手の待遇が悪化する恐れがあるのです。このままでは人手不足がさらに深刻化することも懸念されます。
また、置き配に伴うトラブルも増加する可能性があります。配達物が玄関先に長時間放置されることで、盗難のリスクが高まるほか、誤配や高額請求の詐欺が発生する危険性も指摘されています。顧客からの不満も高まり、業界全体が混乱に陥る恐れがあります。
置き配の導入が本当に物流業界の未来を明るくするのか、今後の動向に注目が集まります。運転手の待遇改善と顧客の安全を両立させるための議論が急務です。