【都議選】自民党の騙し討ち、大問題に…
東京都議会選挙で自民党が無所属当選者3名を事後公認し、波紋が広がっている。宇川市の宮宅正彦氏、青木市の2名は、前回の都議選で自民党所属だったが、政治資金パーティーの収支報告書不記載問題で公認を得られなかった経緯がある。自民党は突如としてこの3名を追加公認し、SNSでは「ステルス自民党」や「詐欺」との批判が殺到している。
今回の選挙で自民党は過去最低の21議席を獲得。都民ファーストの会が31議席を獲得し、圧倒的な支持を得た中でのこの動きは、有権者を愚弄する行為として強い非難を浴びている。漫画家の倉玉氏も「自民じゃないから投票した」との声に対し、強く反発した。
青木氏は「事前に当選したら公認されるという決め事はなかった」と釈明。しかし、有権者は自民党でないことを確認して投票した人も多く、後から自民党になったとされることに怒りの声が上がっている。選挙後の自民党の手口が再び浮き彫りになった形だ。
選挙は透明性が求められる中、今回の事例は政治への信頼を揺るがす重大な問題である。投票者は候補者の背景を調べる責任があるが、一方で政党の信頼性も問われるべきだ。この騙し討ちが今後の選挙にどのような影響を与えるのか、注視が必要だ。