国連安全保障理事会が緊急会合 米国によるイランの核施設への攻撃を受け協議

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国連安全保障理事会が緊急会合を開催しました。アメリカによるイランの核施設への攻撃を受け、緊迫した国際情勢がさらにエスカレートしています。22日、国連本部において行われたこの会合では、アメリカが自国の行動を国連の検証に基づく集団的自衛権の行使として正当化し、イランに対して壊滅的な報復を警告しました。

イランはこれに対抗し、自国の国際法に基づく自衛権を放棄しない姿勢を強調。報復の準備が整っていると明言しました。この緊張状態に対し、中国とロシアはアメリカの行動を厳しく非難し、即時停戦を求める決議案をパキスタンと共同で提出しました。

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長も会合に出席し、攻撃を受けた核施設周辺には複数のクレーターが確認されたことを報告。事態の深刻さが浮き彫りになっています。イランの外務大臣は、アメリカの攻撃が核兵器保有阻止の決意を示すものであると発表し、さらなる緊張を呼び起こしています。

国際社会は、この危機が引き起こす可能性のある大規模な対立に懸念を抱いており、今後の展開が注目されます。世界の目が、この緊迫した状況に向けられています。

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