G7サミットがカナダで開幕し、石破首相とアメリカのトランプ大統領の会談が行われました。会談は約30分間にわたり、貿易問題を中心に率直かつ厳しいやり取りが行われたものの、具体的な関税の合意には至らず、協議を継続する方針が確認されました。
現地からの速報によれば、会談は日本時間の午前4時頃から行われ、形式や時間は直前まで流動的でしたが、石首相とトランプ大統領は貿易交渉の重要性を再確認しました。政府関係者は「対立や決裂ではない」と強調しつつも、両者の間には緊張感が漂っていることを示唆しています。
また、石首相はサミットの歓迎式典でカナダのトルドー首相と握手を交わし、国際的な連携の重要性を訴えました。世界経済を議論するセッションでは、WTOを中心とした多国間自由貿易体制の維持強化が不可欠であると主張し、G7の結束を呼びかけました。
一方、中東情勢を巡る議論では、共同声明の採択が調整されていますが、アメリカメディアによれば、トランプ大統領は署名しない意向を示しているとのことです。G7サミットは、国際的な緊張が高まる中で、各国のリーダーたちがどのように協調を図るのかが注目されます。今後の動向に要注目です。