元フジテレビアナウンサーの八木亜希子氏が、同局での接待や職場環境についての衝撃的な証言を行い、注目を集めている。八木氏は、入社してわずか1か月後にバニーガールの格好でイベントに出演するよう求められた経験を語り、当時のフジテレビの風潮について振り返った。

彼女は、研修を終えた後に富士山系グループのゴルフ大会でプレゼンターを務める際、アナウンス部長からバニーガールとしての出演を強く求められたと述べた。この際、同期のアナウンサーたちと相談したものの、彼女たちは新人としての立場から断る勇気が持てず、葛藤する様子を明かした。

八木氏は、「当時はコンプライアンスという言葉すら存在せず、上司からの無謀な要求が多かった」と語り、バブル時代のフジテレビは特にその傾向が強かったと指摘した。彼女は、同時期に入社した他の女性アナウンサーたちも似たような経験をし、職場でのセクハラや不適切な要求が横行していたことを明かした。

さらに、八木氏は、当時の企業文化が女性に対して厳しいものであったことを強調し、「女子アナはグラビアアイドルのような扱いを受けていた」と述べた。彼女の証言は、フジテレビだけでなく、バブル期の日本の企業文化全体における男女の不平等や職場環境の問題を浮き彫りにしている。

このような証言は、現在の労働環境や職場でのジェンダー問題に対する関心を高めるきっかけとなるだろう。八木氏の経験は、若い世代にとっても重要な教訓となり、より良い職場環境を求める声が高まることが期待される。