中居正広が23日、芸能界引退を発表した。自身の有料会員サイトで文書を掲載し、「私、中居正広は本日を持って芸能活動を引退いたします」と報告した。引退の理由は、昨年12月に報じられた20代女性との性的トラブルに起因している。この事件により、彼は全てのレギュラー番組を失い、テレビ業界から姿を消すこととなった。

中居は、トラブルがあったことを認めつつも、時男が成立していることを説明し、今後の活動に支障はないと発表していた。しかし、事態は急速に悪化し、彼のレギュラー番組は次々と終了。フジテレビやテレビ朝日など、多くの局が彼の番組を打ち切り、最終的に中居は全てのレギュラーを失うこととなった。

このトラブルの影響は中居だけでなく、彼に関与した関係者にも及んでいる。フジテレビでは、CM差し止めの事態が発生し、75社が同局のCMを放送しないことを決定。さらに、フジテレビの社長は臨時会見を開き、問題の収束を図ったが、業界全体に混乱をもたらした。

中居は、ファンや関係者に対して謝罪の言葉を述べ、「本当に申し訳ない」と心情を吐露した。彼の引退は、テレビ界における責任の重さや、業界の闇を浮き彫りにする結果となった。特に、女性トラブルの背後には、テレビ業界の内部事情や人間関係の複雑さが影を落としている。

今後、中居正広の姿を見ることは難しいかもしれないが、彼が抱えていた問題は、業界全体にとって大きな教訓となるだろう。彼の引退は、芸能界の暗い一面を反映し、多くの人々に衝撃を与えている。