テレビ業界を揺るがす衝撃的なニュースが報じられました。国民的司会者として知られる中居正広がMCを務める「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」が、2025年1月20日をもって放送終了することが正式に発表されました。この長寿番組は2001年に始まり、多くの視聴者を魅了してきましたが、その終了の背景には昨年末から続く女性トラブルがあると言われています。
報道によると、トラブルの発端は2023年6月に遡ります。中居氏とある女性が食事をした際、女性側が被害を訴え、中居氏は代理人を通じて9000万円を支払ったとされています。この騒動が明るみに出ると、彼が出演する他の番組も放送休止や差し替えに追い込まれ、ついには「金スマ」の打ち切りに至りました。
中居氏はこの騒動について謝罪し、活動を続けたい意向を示していますが、業界内外からの影響は計り知れません。また、番組の演出として注目されていた赤服の女性たちについても、視聴者からは「男性目線の演出」として批判が寄せられていました。この演出の意図や役割が不明確であったため、視聴者の間で疑問の声が上がっていたのです。
フジテレビの港社長は、問題の調査を第三者委員会に委ねる意向を示しましたが、その透明性が欠如しているとの指摘もあります。これにより、視聴者やスポンサーからの不信感が高まっている状況です。中居氏の活動再開が期待される一方で、業界全体の体質や倫理観に対する見直しが求められています。
今回の問題は、個人のスキャンダルにとどまらず、テレビ業界全体の構造的な課題を浮き彫りにしました。特に、メディアの報道の在り方やジェンダーに関する意識の変化が、今後の芸能界の方向性に大きな影響を与えることが予想されます。中居氏の今後の活動に注目が集まる中、業界の改革が急務となるでしょう。