「中居正広さん問題」と呼ばれる一連のトラブルが、テレビ業界に大きな影響を及ぼしています。昨年6月に発生した中居正広さんと女性との間のトラブルが、現在も波紋を広げています。この問題を受け、TBSテレビは中居さんが出演する番組の放送終了を発表し、フジテレビでもCMの差し替えが相次いでいます。
フジテレビでは、同社の社員が関与しているとの報道に対し、企業は関係を否定していますが、詳細に関しては調査委員会に委ねるとの姿勢を示しています。結果として、保険会社や自動車メーカーなど、少なくとも37社がフジテレビのCMを差し替える決定を下しました。特に、化粧品や日用品を扱う企業でも同様の動きが見られ、多くの企業がスポンサーを見直す事態に至っています。
また、総務省消防庁は、フジテレビのドラマとタイアップしたポスターの配布を急遽見合わせることを発表しました。全国各地の消防本部に配布予定だったポスターは、現在の状況を考慮し、適切なタイミングを再検討するための措置とされています。
フジテレビは、SNS上での誹謗中傷にも直面しています。報道に関連して、個々のアナウンサーや幹部の名前が挙げられる中で、フジテレビは公式サイトを通じて誹謗中傷や憶測に基づくコメントの自粛を呼びかけています。今後、誹謗中傷が続く場合には、さらなる対応を検討する方針です。
この問題は、テレビ業界全体に影響を及ぼす可能性があり、TBSテレビでも社内調査が行われることが明らかにされています。中居さん問題を受け、業界の透明性と信頼性が問われています。