91歳現役のレジェンド声優が企画「ボイスシネマ声優口演ライブ」今年も開催決定 山寺宏一、林原めぐみ、武内駿輔ら出演

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 91歳のレジェンド・羽佐間道夫や第一人者の山寺宏一ら多くの人気声優が集結する舞台「20周年記念 ボイスシネマ声優口演ライブ2025」が10月31日から東京、名古屋、仙台、大阪で開催されることが10日、分かった。

 「ボイスシネマ声優口演」はシルヴェスター・スタローンやアル・パチーノなどの吹き替えで知られる声優生活61年超の大ベテラン、羽佐間が「声優の力で無声映画をよみがえらせたい」という情熱から立ち上げた。(2020、2021年はコロナ禍で中止)。

 企画に賛同した野沢雅子と山寺が参加し、3人を中心にさまざまなゲストを迎えて毎年公演を行ってきた。20年間でステージは延べ70以上、出演声優は100人超、累計動員数は5万人以上にのぼっている。

 日本チャップリン協会の協力の元、サイレント映画の喜劇王であるチャールズ・チャップリン、バスター・キートン、ハロルド・ロイドの名作を、羽佐間が「内外のさまざまな無声映画を、その場で有声化、吹き替えライブで立体化する」と説明するように、生演奏の音楽とともに吹替え映画のようにライブで再現。人気声優が一夜限りの組み合わせで届ける日本声優技術の集大成、アドリブ満載のステージだ。

 公演ごとに演目や出演者が異なり、今回は新作としてチャップリンの「キッド」と「キートンの文化生活一週間」、10年ぶりの再演となる「ロイドの巨人征服」、山寺宏一が独演するチャップリンの「犬の生活」を上演する他、出演者のトーク、寄せ書きサイン色紙のプレゼント抽選会など盛りだくさん。

 羽佐間は「早や成人となったからには、緊褌一番!アメリカ三大喜劇王『チャップリン』『キートン』『ロイド』の作品を、声優界のベテラン・中堅・ルーキーを動員して有声化 会場を笑いで沸かせたい所存です」と所信表明。「どうぞ、浮世の悩みの捨て所として、ご来場くださいませ」と呼びかけている。

 出演者は次の通り(五十音順)。天﨑滉平、池澤春菜、井澤詩織、市川太一、井上和彦、井上喜久子、井上ほの花、今井文也、上坂すみれ、浦和希、大塚剛央、鬼頭明里、寿美菜子、小林由美子、高木渉、武内駿輔、土井美加、戸松遥、冨永みーな、中尾隆聖、仲村宗悟、長縄まりあ、羽佐間道夫、濱健人、林原めぐみ、林勇、速水奨、潘めぐみ、平野綾、福山潤、三石琴乃、森久保祥太郎、安元洋貴、山寺宏一ほか。