【速報】性的暴行した罪に問われている米兵の裁判 2審も懲役5年 控訴を棄却

16歳未満の少女をわいせつ目的で誘拐し、性的暴行をした罪に問われているアメリカ兵の男の控訴審で福岡高裁那覇支部は10日、懲役5年とした一審の判決を支持し控訴を棄却しました。

この裁判はアメリカ空軍嘉手納基地所属のブレノン・ワシントン被告(26)が2023年、本島中部の公園で16歳未満の少女をわいせつ目的で自宅に連れ込み性的暴行をした不同意性交等などの罪に問われているものです。

一審で那覇地裁は懲役5年の判決を言い渡しましたが、被告側は「少女は自ら積極的に会話をするなど被告に関心を示していて同意があった」などと主張し控訴していました。

きょうの控訴審の判決で福岡高等裁判所那覇支部の三浦隆志裁判長は「会話をすることと性的な行為に同意することは全く別の事柄で、少女が同意していたとは認められない」と被告の主張を退け一審判決を支持しました。

弁護側は上告するかどうかについて「今は何も回答できない」としています。