岩屋毅外相、村上誠一郎総務相が8日にNHK総合で放送された「クローズアップ現代」に出演し、石破茂首相が辞任を決断した背景について語った。
岩屋氏は「さまざまな打開の方策について議論があったんですけれど、その段階で総理の選択肢はだいぶ絞られていったのかなと。直接的な言葉は使われませんでしたけど、『それはどうかな』みたいな感じでみんなの意見に返答されていましたので、そういう中で頭を整理されていったというか、考えをまとめていかれたのかなと思います」と石破氏を支持する議員と意見交換を行ったことを離した。
村上氏は「ある方は、自民党支持者の8割が『やめる必要はない』『続投すべき』ということもあり、総裁選にもう一度立候補してはいかがという意見もありました。総理はずっと皆さんの意見を聞いていました」と振り返った。
岩屋氏は「さまざまな選択肢が最後までテーブルの上にあったと思います。解散というのもある意味ではそのひとつだったと思います。ただ、簡単に言ってしまえば自民党の内輪もめみたいな話を国民に問うというのはかなりの飛躍がある、無理がある。みんなで議論した結果、あるいは総理がお考えになった結果、それは適切な選択肢ではないという判断をされたんだと思います」と石破氏の胸中をおもんぱかった。