男性がクマに襲われ死亡し3頭が駆除された知床のクマをめぐり、SNSで「知床のクマはみな耳にタグがつけられている」とするデマ情報が拡散し、知床財団が否定する事態となっている。
クマによる死亡事故めぐり“デマ情報”拡散
「知床のクマは皆耳にタグがあるからどのクマが駆除されたかわかるよな」
クマの駆除後にSNSに投稿され、表示回数が600万回を超え拡散しているこのコメント。

まるですべてのクマの管理がされているかのような内容だ。
8月14日、知床の羅臼岳で男性がクマに襲われ死亡し、その後親子3頭のクマが駆除された。
400~500頭のヒグマが生息していると推定されている世界自然遺産の知床。

ヒグマの行動調査に取り組む知床財団は、「過去に一部に発信器をつける調査をしたこともあった」としたうえで、「全頭に耳標などをつけるのは物理的に不可能でデマ。公式の情報を確認してほしい」とコメントしている。
