8月19日夜、北海道のJR石勝線で、特急列車がクマと衝突し、一時運転を見合わせました。
乗客約180人にケガはありませんでしたが、その後の列車4本に影響が出て、最大4時間の遅れが発生しました。
JR北海道によりますと、衝突事故があったのはJR新夕張駅と占冠駅の間です。19日午後8時ごろ、列車が衝撃を受けて緊急停車し、乗務員が外を確認したところ線路上にクマの死骸が確認されたということです。
点検の結果、車両に損傷はなかったため、運転を再開しました。約180人の乗客と乗務員にケガはありません。
その後、クマの死骸が後続列車の運行の支障となったため、保線社員による除去作業が行われ、20日午前0時50分ごろに運転を再開しました。
この影響で後続の特急列車4本に遅れが発生し、最大で約4時間の遅延となりました。
JR北海道によりますと、衝突したクマは1頭ではなかったとみられ、詳しい状況について確認を続けています。