北海道砂川市で、熊の目撃情報が急増中だ。18日午前6時40分、住宅街の川沿いで大きな熊1頭と小さな熊23頭が目撃されたとの通報が入った。警察が現場に急行したが、熊の姿は確認できず、幸いにも怪我人はなかった。しかし、目撃された大きな個体は体長約1.5メートルで、親子の熊とみられ、地域住民に警戒が呼びかけられている。
この地域では、7月に入ってから熊の目撃情報が20件以上寄せられ、警察はパトロールを強化している。しかし、専門家からは「人間が襲われて被害者が出るまでパトロールだけでは不十分」との声も上がっており、早急な駆除が求められている。市民からは「被害者が出てからでは遅い」との切実な訴えも聞かれる。
北海道は8日に自然域を対象とした熊注意報を発令しており、特に砂川市周辺は熊のテリトリーとなっている。市民は「家の中にいても安全ではない」との恐怖を抱き、警戒を強めている。熊が市街地に出没する事態は、かつての開拓時代に逆戻りしたかのようだ。
このままでは再び人命が奪われかねない。専門家や地域住民が一丸となって、熊の駆除や対策を急ぐ必要がある。北海道全域での熊の増加は深刻な問題であり、早急な対応が求められている。今後の展開に注目が集まる。