日本の夏は亜熱帯より厳しい? ゲリラ雷雨が時間を問わず発生…ポイントは夜の気温

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日本の夏が亜熱帯よりも厳しい?その疑念が現実のものとなりつつある。連日の猛暑の中、ゲリラ雷雨が予測不可能な時間帯に襲来し、都心や観光地で混乱が広がっている。特に、気温が高い夜が続くことで、朝からの雷雨発生が増加しているという。

新潟県十日町市では、午後1時半ごろ、突然の豪雨がガソリンスタンドのアスファルトを叩きつけ、わずか10分で止んだが、その後は再び晴れ間が広がるなど、異常な天候が続いている。栃木県日光市では、午後3時過ぎに強い雨が降り、観光客たちは避難を余儀なくされた。タクシー乗り場には濡れないように屋根のある場所を求める人々が集まり、家族連れは急いでタクシーを呼ぶ様子が見られた。

これまでゲリラ雷雨は夕方の帰宅時間帯に多く発生していたが、最近では朝や昼間にも発生するケースが増加。滋賀県では午後2時に横殴りの雨が降り、和歌山県でも午後1時に激しい雨が観測された。北関東では特に不安定な天候が続き、住民たちは「いつ雨が降るかわからない」と不安を募らせている。

専門家によると、地球温暖化によって夜間の気温が下がらず、日中の強い日差しが影響を与えているため、ゲリラ雷雨の発生が早まっているという。三重大学の立花教授は「日本は亜熱帯化している」と警鐘を鳴らし、今後の予測不可能な天候に警戒するよう呼びかけている。

日本の夏は、もはや亜熱帯地域よりも厳しい状況に突入している。皆さん、ゲリラ雷雨に備えて、いつでも傘を持ち歩くことをお勧めします。

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