富山県で新たな「ドタキャン詐欺」が発生しました。高級ワインの代金として96万円を振り込ませた犯人は「白川」と名乗り、実在する酒店の名刺を送りつける巧妙な手口を使用しました。この詐欺事件は、全国で広がる中、ますます悪質化しています。
被害を受けたのは、JR捜作和食居酒屋の天手。先月24日の夜、白川という男からの予約電話が入りました。彼は「1本20万円以上する高級ワインを用意してほしい」と突然要求。指定された銀行口座に96万円を振り込みましたが、予約時間を過ぎても白川は現れず、ワインも届きませんでした。被害者は「いつか来るのではないか」と祈るしかないと語ります。
取材を進めると、詐欺の手口が進化していることが明らかになりました。熊本市内の店舗には、「渡辺」と名乗る人物からの予約電話があり、実在する酒店の名刺がLINEで送付されてきました。名刺には担当者の名前が記載されており、実在の店舗からの問い合わせが相次ぎましたが、全て偽造であることが判明しました。
このような巧妙な詐欺が広がる中、飲食店業界は危機感を募らせています。被害を未然に防ぐためには、業界全体での情報共有が必要です。詐欺の手口を知り、警戒を強めることが求められています。